家族のこと

 

私は、家族って友人よりも恋人よりも一番大事なものだと思います。

 

生まれた時から、または、夫婦となった瞬間から家族となり、何十年と同じ時間を同じ場所で過ごすことになります。

なのでほとんどの人が、誰よりも家族と長い時間を共に過ごしてきて、これからもずっとずっと切れる事のない関係であり続けます。

その分の思い出や記憶、内面まで深く理解してくれている存在が家族かなあ、と。

特に家族は、友人や恋人とは異なり、家族であればお互いに譲れない部分や譲ることができる部分を理解して生活する必要があります。

自分ルールが譲れたり、理解できる存在って貴重ですよね。

 

 

 

家族に対する自分の立ち位置が子供であった場合、特に家族は二つの意味で重要な存在になると思います。

 

一つ目は、家族として自分を理解してくれる大切な存在。

二つ目は、自分の内面や生活習慣、大人になるに必要な成長を整えてくれる存在。

 

家族からの教育や、生活習慣が正しくなければそれが個人の「普通」になってしまい、将来人と関わり合った時にぶつかる原因となります。

間違ってることは間違ってると一番言いやすい関係、正してあげる関係の人って必要ですよね。それができるのが家族だと思います。

 

 

GIFTERS課題で読んださくらももこさんの「もものかんづめ」で気になる箇所がありました。

さくらももこさんが結婚した時に、普段ヘラヘラしている父が泣いているところを見て、「姓が変わって自分の娘ではなくなってしまった」と父の心情を推定しているシーンがありました。

その自分の娘ではなくなってしまったという言い方に違和感があったのですが、自分と違う苗字になることで家族でなくなってしまったといった「感覚」と考えると心情に共感できます。

確かに離婚すれば苗字はパートナーと別になってしまうし、苗字が家族を証明する形として、見る事のできる証明と考えれば、姓が変わることに対してネガティブイメージがついてしまいましたね。

 

 

今回は家族について書いてみましたが、改めて「それぞれ自分にとって必要な人たち」と解釈しました。大事であり、必要であり、ペン一本で簡単に離れられそうで離れられない関係。

誰かの家族であることってとっても幸せだなあと思ったテーマでした